不妊患者支援のための看護ガイドライン
−不妊の検査と治療のプロセス−



本ガイドラインについて

「不妊患者支援のための看護ガイドライン−不妊の検査と治療のプロセス−」は,なかなか子どもができない悩みをもって医療機関を訪れた女性・カップルを支援するための実践的な看護のガイドラインとして作成されました。平成10・11・12年度厚生科学研究費補助金(子ども家庭総合研究事業)による「不妊治療を受けている患者・家族に対する看護支援ガイドラインの作成とネットワークの構築に関する研究」(主任研究者:森 明子 研究協力者:浅見万里子、有森直子、岸田佐智、清水清美、高崎由佳理、長岡由紀子、福井トシ子、福田貴美子、松本直子、村本淳子)の成果の一部です。

このガイドラインは,次のような手順で作られました。

(1)看護実践の根拠となる証拠を系統的文献検索によって探す。検索には,Evidence-Based Nursing,CINAHL,最新看護索引,国立国会図書館雑誌記事索引の4つのデータベースを用いました。検索された861文献のうち,重要と思われる119文献を読み,19文献を使用しました。

(2)その証拠に基づき,お奨めしたい具体的な実践を文章で記述し,根拠の強さも明示する。つまり,どのような看護が必要か、より望ましい看護は何かについて、わかりやすく示し,どのくらいのレベルの裏づけがあるかを示しました。エビデンスの評価はAHCPRの分類を参考に,質的研究を観察研究の一つのタイプとしてとらえ,これを組み込んで以下のような独自の分類を作成しました。

Ta:ランダム化比較試験のメタ分析による

 Tb:少なくとも1つのランダム化比較試験による 

Ua:少なくとも1つのよくデザインされた非ランダム化比較試験による 

Ub: 少なくとも1つの他のタイプのよくデザインされた準実験的研究による 

Va:比較研究や相関研究、症例対照研究など、よくデザインされた非実験的記述研究による 

Vb:よくデザインされた質的研究による 

W:専門家委員会の報告や意見、あるいは権威者の臨床経験

このホームページでは,「初回受診時の看護」「不妊の検査と看護」「不妊の治療と看護」の3つの章で構成する,お奨めしたい具体的な実践とその解説を提供します。



なお,このガイドラインを作成するにいたった理由や基本的な考え方を記した前文,リソースリストなどの参考資料などガイドラインの全容をお知りになりたい方には本ガイドラインの冊子をさしあげます。
郵送先住所・氏名を記入し,210円切手を貼った角2封筒を下記あてにお送りください。

104−0044 東京都中央区明石町10−1 聖路加看護大学 森 明子 

TEL&FAX 03-5550-2266




ガイドラインの内容へ